パナソニック時代から、基本的には電池を作っているのですが、30年ほど経つと、仕事のやり方や内容、立ち位置がどんどん変わってきたなと思います。
最初は色々な現場の工程で、色々な経験をして、電池作りってこういうものなんだ、ということを自然と覚えていきます。次に、ただ動かすだけだった工場の設備を理解して、自分で直せるようになってきて。そこから、チームのみんなをまとめる立場になって・・・と。
ここ3年はさらなるチャレンジをしていて、お客様の工場に出向いて、私たちが設計をした生産ラインを導入し、立ち上げて製造条件を確立するところまでを、製造部門のリーダーとして担当しています。
パナソニック時代では経験したことのない、お客様の工場内での立ち上げ業務。お客様から見れば、お邪魔している我々が会社の顔です。会社代表として、仕事の進め方や姿勢、さらには振る舞いにも気を付けて業務を遂行しています。
また、今のお客様は「決めた目標は絶対」という、厳しい意識を持って仕事をされています。この日までに作ると決めたら、余程大きな問題がない限り計画を見直すことは許されません。納期と品質を守るために、関連部門やチームのみんなで試行錯誤しながら対応しています。

新卒の時から働いていたこともあり、付き合いが大変長く、とても働きやすいです。同僚も先輩もみんな明るく仲が良いので、余計な気も使いませんし、長く勤め続けられていると思います。
工場の仕事には、一人でできるものってないので、人間関係は本当に大切です。
例えば、弊社には、全体の目標を達成するために、社員それぞれが自分のやるべきことを考えて、目標を決めて仕事に取り組む「ターゲットプラン」という仕組みがあるのですが、「この工程の不良率を○%まで下げる」という目標にしたとします。
自分一人で達成することは困難ですが、チーム全員、さらには関連部門の協力もいただきながら、目標達成をしてきました。その逆もしかりで、仲間のためにお手伝いをすることも多々あります。一緒に仕事をする仲間にはお互いに揺るぎない信頼感を持っています。
こうやって部門の垣根を越えて、工場をどんどん良くしていけることにやりがいを感じているから、続けられているなとも思います。
あとは、会社制度が充実しているのも嬉しいポイント。私は旅行が大好きなので、有給休暇や特別休暇を活用して海外にもよく行っています。リフレッシュすると、さらに仕事を頑張れますね！