スタッフインタビュー

採用情報

千布さんChibu

技術部 設計開発課
2023年入社

夢だった仕事に就いて、一心不乱の毎日

「千布君は、休憩時間も文献を読んで勉強したりしているんですよ。」妥協することなく、誠実に仕事に取り組む姿勢が、社内で高く評価されている千布さん。「まだ、人にうまく伝えることができなくて。」と言いつつも、言葉を丁寧に選びながら、今奮闘している電池の開発業務について、わかりやすく説明してくださいました。時に孤独で、何よりも根気のいる研究開発。彼のような人物にしか務まらない仕事が、この会社にはあります。
ここに注目!・夢だった研究開発の仕事 ・派遣社員から正社員に登用 ・安心して実験に集中できる環境 ・社内でのコミュニケーションによる成長

湘南 CORUN ENERGY株式会社に入社したきっかけは?

化学系の研究開発に関わるチャンスにたどり着けました

将来は研究開発に関わる仕事に就きたいと思い、理系(化学系)の大学へ進みました。大学・大学院での研究テーマは、無機材料を使った人工骨。しかし、卒業後は、就職先がなかなか見つからず、研究所のアルバイトや、専攻とは関係のない仕事に就いたりするなどして、数年を過ごしました。
その後、やはり技術に関わりたいということで、技術部門に特化した派遣会社に登録をしました。4年ほど、半導体製造装置を作る会社で働いてから、より自分の専門に近い分野でステップアップをしたい気持ちが生まれてきたので、派遣会社に相談をして、湘南CORUN ENERGY株式会社を紹介していただきました。
派遣社員としては、電池の極板に関わる仕事の補助を幅広く担当させていただきました。2年ほど経った時、正社員にならないかというお話が。自分の仕事への姿勢や取り組みを評価していただけたこともあるのかなと思い、とても嬉しかったです。今年の春のことです。

現在、どのようなお仕事をしていますか?

自社開発の長い道のりの途中です

電池の極板に使われる原材料の試作、その原材料を用いた金属ペーストの配合検討の仕事を経験した後に、昨年から構造設計チームに移動になりました。
現在、湘南CORUN ENERGY株式会社では自社開発の新しい電池を作るプロジェクトを進めており、その電池の構造設計や、設計品の試作、要素技術の検証試験や部品の管理を行っています。極板を入れる「容器」の部分を担当していて、電池の使用目的に応じて、形状や蓋の閉じ方を決めて、必要な強度を満たしているか、部品単位で検証したり、きちんと電池になるように様々な実験や評価を行っています。
一昨年から始まっているこのプロジェクトですが、電池の性能評価ができたのが昨年の夏ごろ。現在は量産した時の評価を行っています。試作を繰り返し、問題がないかを洗い出しているところです。それが終わったら、今度は電池をたくさんつなげる「モジュール」の評価が始まる予定です。
また、正社員になってからは、自分で行った検証の報告を、他のチームの方にもわかるように資料にまとめて報告をするようになったり、他のチームの方に試作をお願いする時の説明や、派遣社員の後輩への説明など、コミュニケーション力を求められる機会が多くなりました。どうやったらわかりやすく伝えられるか、まだまだ模索中です。

達成感を感じた出来事を教えてください!

思い通りにいかない苦しみを乗り越えて

構造設計チームに移動してすぐのこと。開発中の電池の初めての試作を行うことになりました。しかし、容器の問題で狙った性能が全く出ない状況に。電池の構造について右も左もわからない中、必死に試作を繰り返しました。周りからは「本当に性能が出るの?」という声もあり、少しプレッシャーでしたね。
昨年5月から、材料、注液の方法、溶接の方法、と検証を重ね、やっと目標の性能を出すことができたのは9月になってからのこと。上司や同じチームだけでなく、他のチームの方からも喜んでいただけて、本当に嬉しかったです。
大変な経験でしたが、電池への理解が深まる良い機会にもなったと思います。

職場の雰囲気は?

従業員の安全を守りつつ、挑戦を促してくれる職場です

所属している技術部は、穏やかな雰囲気です。1人で黙々と実験をする時間が多いですが、誰かと一緒に和気藹々と仕事をする時間もあり、メリハリがあります。私は1人で実験に没頭する時間が好きですが、ベテランの方と一緒の時は、色々と教えていただけて、それも勉強になります。若いスタッフにも、同じように教えてあげられるよう、見習っていきたいと思っています。
会社全体としては、設備の安全に配慮されていることが素晴らしいと思いました。従業員が怪我をしないように細かいところまで徹底されていて、安心して働くことができます。
また、派遣社員の頃から、たくさんチャンスをいただけているなと感じています。与えられたテーマに対して、自分で実験をして、まとめてプレゼンをするところまでが仕事になっていて、派遣社員でそこまでやらせていただく機会はあまりないかと。経験を積みやすい職場だと思います。

これからチャレンジしたいことを教えてください!

会社一丸となって取り組む、開発事業を成功させたいです

昨年から、ずっと同じ電池の構造開発を続けているのですが、検証することが無数に出てくるため、いくら時間があっても足りないように感じます。根気のいる仕事ですが、長期使用にも耐えられる安全な電池を目指して、「どんどん改善して行きたい」という思いが原動力になり、仕事を続けることができています。
また、試作の段階から、製造部門の方に意見を聞くことができたり、会社一丸となって電池を作っていけるのは湘南CORUN ENERGY株式会社ならではだと思います。この環境を活かして、構造以外にも電池に関する知識を全般的に深めていきたいです。
大学・大学院で応用科学を学ぶ→技術系の派遣会社に登録、半導体製造装置の会社へ→湘南CORUN ENERGY株式会社へ、極板関連の業務を担当→自社開発の電池の構造設計チームへ移動→正社員になる

プロフィール

神奈川県横浜市出身、在住。趣味はゲームと博物館・美術館巡り。
「上野の博物館・美術館の展示は、まめにチェックしています。」
 

ページトップ